シスタージェネレーター
シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)
- 作者: 沙村広明
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/23
- メディア: コミック
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- SMネタに巻き込まれる人。
- 謎の挙動を示しながら時事ネタを盛り込む人
- いたいけな純情少女
- 一見取り柄のないながらも、ここぞで才気煥発する人
この短編集に出てくる女性たちも、だいたいこんな感じにあてはまるのではないかと。個人的に白眉は「久誓院家最大のショウ」耄碌老人の性癖から、ここまで物語が急展開するのは見事。ただ長編だと長くなるんだろーなと思ったり。とはいえ、抜群にダイアログが巧い。父の実状を知った後の、主人公馨の行動のとこなんて、SとかMとか余り興味ないのだが、それでもこの展開に美しさを感じてしまったことよ。
「制服は脱げない」で、というかこの短編集で一番好きなのはニュウ子です。第2話の扉絵の謎のポーズがツボ。
「エメラルド」はほほーよくできてますなあーと思ったら、アフタヌーンで読んでたことにあとから気づく。でもストーリテリングは一番格好良い。